創造識と一切知者

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『(仏陀は)声聞たちのためには4つの真理(四諦法)とともに、(十二の)縁起して起こった法を説かれました。それは、生・老・病・死・愁苦・悲嘆・苦悩・優悩・惑乱を打ち破るためであり、ついには涅槃を究極とするものです。また、菩薩たち、大士たちには六つの完全性(すなわち六パーラミター)をともなったこの上ない正しい菩提をはじめとし、一切知者(仏陀)の知にいたるまでの法を説かれました。(法華経)』

 

上記の「声聞」とは、仏弟子という意味と、自己の解脱のみを目的とする出家聖者という2種の意味があります。

 

創造識の真の意味を知ろうとしている「菩薩」には、仏陀六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)をはじめとし、一切知者の知にいたるまでの法を説かれていたということですね。